名刺は、用途・目的・仕様・制作方法により、
沢山の種類がありますが、
それをひとくくりにして、
総称として「名刺」と言っているわけです。
名刺の認識の大きなズレ
今日、
電話による、
このようなお問い合わせがありました。
Ａさん
「今使っている名刺と同じものを作りたいんですが、何日ぐらいで出来上がりますか？」
私
「片面ですか、両面ですか？」
Ａさん
「両面です」
私
「モノクロですか、カラーですか」
Ａさん
「表がカラーで、裏がモノクロです」
と言うお答えでした。
Ａさんは
「今使っている名刺と同じもの」
とおっしゃったので、
私は、
何か拘（こだわ）りのある名刺の
可能性があると考えました。
そうなると、
確認しなければならない大きなことが
二つあります。
１、名刺の紙の確認
先ずは、その名刺の紙は何を使っているのか」
を、確認することが必要です。
なぜなら、
Ａさんの名刺のこだわりが
紙という可能性があるからです。
既製の名刺の紙でも、
紙の種類にょっては、
印刷方法が変わります。
名刺のお客様でも
紙にこだわる人も多くいます。
もし、こだわりが紙だとしたら
紙の種類を確認する事が不可欠で、
確認ができて初めて紙の値段が分り、
印刷方法も決まり、
制作必用日数も分るわけです。
２、名刺に使われている書体（文字の種類）の確認
もし、
こだわりの部分が
レイアウトや書体だとしたら、
今使っている実物が
見本として絶対に必用です。
見本がなければ同じ名刺はできません。
当たり前の話しです。
その、
レイアウトや書体のこだわりの内容によって、
かかる手間や、
要する時間が変わり、
料金も変わります。
特に、
欧文書体を使用している名刺ですと、
同じ書体を探すのに
とても手間と時間がかかることが
よくあります。
私
「何時から使用したいのですか？」
と、お聞きしたところ
Ａさん
「連休明けの 9/24（木）から使いたい」
とのお答えでした。
と言うことは、
9/23（水）中に仕上なければなりません。
今日は、9./22（火）です。
しかも連休中です。
仕入先はや休み、
印刷工場も休み。
弊社が
こだわりを持って採用している
名刺の制作方法では無理です。
Ａさんが名刺を使いたい日から使えるようにするには
Ａさんが何を優先するかです。
もし、
名刺のこだわりを優先するならば、
希望する納期には絶対に間に合いません。
しかし、
納期を優先するのであれば
可能性はあります。
印刷を本業としている
印刷会社や印刷店では
難しいでしょうが、
良く見かける「ショップ」であれば
可能です。
そして、
注文する時には、
「印刷する内容が全く同じであれば、
それ以外のことはお任せ」
と言う気持ちになることです。
何故か？
印刷系の「ショップ」では、
究極までの合理化を進めていて、
コストも安く、
制作の所要時間も何時間単位で仕上ますので、
Ａさんの希望する納期に
間に合うということになります。
結論！
名刺と言っても色々です。
今の時代は、
名刺によって、
また、
名刺を取り扱っているお店によっても、
それぞれ特徴がありますので、
依頼するお店を選ぶ必要があります。
一律ではありませんから
注意しましょう。
以上
少しでもお役に立つようなブログを
心がけて投稿しています。
また見に来て下さい。
㈲オフィス・アライ 新井則久
